アップルのプラグイン規格『Audio Units』の機能拡張によりiOSとパソコンでの音楽制作がシームレスになる!?

もしかしたら、iOSとパソコンのどちらでも共通して使用できる音源やエフェクトが登場するかもしれません。アップルはiOS 9.0プレリリース版の開発者向けマニュアルで、iOSアプリ用プラグインの作成方法を公開し、Audio Units(以下AU)をiOSアプリとして提供できるようになるとしています。

AUとはアップル社製ホストアプリのGarageBand、Logicなどのプラグインの規格で、これに対応しているソフトシンセやエフェクトがGarageBandやLogic上で使用できます。
このAUの機能拡張によりユーザーは、AUホストアプリで使用するための音源やエフェクトなどのソフトをiOSアプリでも使用できるようになり、App Storeで購入することも可能になります。

screen800x500出典:App Store

現在はiOS 7から搭載された機能の「Inter-App Audio」や「Audiobus」のようなアプリにより、複数の音楽系アプリをルーティングできます。これらの登場によりiOSでもより高度な音楽制作をできるようになりましたが、ソフトウェアほどのワークフローは得られないため、実際にはiOSで音楽を作り込むという人は少ないように思います。

出典:YouTube

しかし、iOSとパソコンのどちらでも使用できる音源やエフェクトの登場により、それぞれでの作業がシームレスになり、iOSを駆使した音楽制作がより加速していくことが予測できます。また、世界中の開発者がApp Storeでアプリを販売できることで、アプリの特徴でもある手頃で簡単なソフトが数多くリリースされていくかもしれませんね。

Logic Pro X
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GarageBand
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Audiobus
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