最新のテクノロジーを駆使して斬新な作品を創り続けるアモン・トビン。その制作の秘密に迫る

現代のエレクトロニック・ミュージックに多大な影響を与える孤高の音楽家アモン・トビン。近年はプロジェクションマッピングを用いた斬新なライブ「ISAM Live」で多方面から賞賛を受け、その動向は常に世界中から注目されています。

あの最先端の音楽はどのように制作されているのか気になる方も多いと思いますが、Beatportにより制作されたアモン・トビンのインタビュービデオでは、自身の仕事について語られています。

スタジオには、Moogなどのシンセやラックマウントされたアウトボードが並んでいますが、制作のハブとしてCubaseを使用し、それらをレコーディングして制作が行われています。

ビデオにおいて気になる機材と言えば、テキスタイル素材を使用した鍵盤のようなコントローラですが、こちらは今年のMusikmesseを紹介した記事の”Musikmesse 2014 魅惑のシンセを巡るビデオツアー Vol.2“でも取り上げた、Continuum Fingerboardというシンセサイザーです。

アモン・トビンも愛用のContinuum Fingerboardは、コントロール部にテキスタイル素材を使用しているので、縦と横の動きに加えて奥行きまで表現でき、3次元のコントロールが可能となります。

そして、Continuum Fingerboardで制作されたサウンドが多用されているアルバム「ISAM」のライブ「ISAM Live」のメイキングビデオです。

多くの人々のアイデアと度重なる実験により、「ISAM Live」のような素晴らしい作品が生まれるのですね。最先端のテクノロジーを駆使した独創的なアイデアで、オーディエンスを魅了するアーティストはとても希有な存在です。これを可能にするアモン・トビンが、今後どのような形で驚きを与えてくれるかとても楽しみです。