12bit AD/DAとアナログ回路が生み出す初期デジタルサウンドで実験的なサウンドメイクを楽しめるディレイ『BIM』

初期デジタル・サウンドの太くてオーガニックなサウンドを現代に蘇らせるフランスのガレージメーカーOTO Machinesから、1980年代に活躍したスタジオ・ディレイを再現したステレオディレイ・ユニット「BIM」がリリースされました。BIMは、12bitのAD/DA変換とアナログ回路にこだわり、最近のデジタルディレイやプラグインなどでは再現できない、ハードウェアならではの音楽的で存在感のあるサウンドを作り出すことができます。

BIMには、ハイパス/ローパス・フィルターや、リバースも可能なフリーズ機能など、サウンドメイクに最適なクリエイティブな機能が搭載されています。また波形や周波数、スピードのタップテンポ入力も可能なLFOセクションでは、モジュレーションを駆使したサウンドメイクも楽しめます。その他、アナログ・リミッティング回路、MIDIコントロールなど、ディレイを駆使したリアルタイム・パフォーマンスの可能性を拡げることができます。

出典:YouTube

動画を見ているだけでちょっとワクワクしてきます(笑)。サウンドの質感もOTO Machinesらしい過激さと落着きを併せ持っていて、幅広い表現が可能になりそうです。制作でもパフォーマンスでもどちらでも使えるディレイBIMの価格は、¥75,000(税別)。ちょっと高級ですが、実験的にサウンドを生み出したいというクリエイターにはオススメな一台です!

主な特徴

  • 最大3276msecのステレオ・ディレイ・サウンド
  • 12ビットコンバーター + アナログのリミッター、コンパンダー、フィルター、フィードバックパス
  • 4つのディレイ・タイプ:Normal、Dual Head、Disto、Lo-Fi
  • ディレイ・ハイパス・フィルター:20Hz、100Hz、250Hz、500Hz
  • ディレイ・ローパス・フィルター:16kHz、8kHz、4kHz、2kHz
  • フィードバック・フィルター:flat、lo cut、hi cut、Both
  • 4つの波形とスピードを持ったLFOセクション(0.025Hz ~ 147Hz)
  • リバース・プレイも可能なフリーズ機能
  • 36ユーザー・プリセット
  • MIDI入力:MIDIクロック、CC、Pgmチェンジ対応
  • 日本国内対応のACアダプター付属

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